KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

<

本当に不器用なんだよなあ。と思う夜。

youtu.be

 

懐かしいよねえ。18年前ってよお。

 

 

 

本当にわたしゃ不器用なので、

フェンシングモードになると、もう完全にフェンシングモードな訳。

 

 

こないだまでテストモードだったから、

この変容具合。もう完全に集中してるよ。一点猛集中型。マンマミーヤ

 

フェンシング以外マジでどうでも良くなるのが試合前2週間に差し掛かった頃。

そうちょうど今週。

 

 

試合週はもう開き直りなので、おとなしめ。

 

今夜のトレーニングがマジキツかったのでヘロヘロ。

 

 

男子5人と私。 同じメニュー。

ははは、もうじきマジでムキムキになるんじゃねえか。

 

アスリートって、ほんと乙女だとやってけないっすよ。

 

 

ほっこりだらけの床に寝転がったり、

 

虫だらけの外を駆け回ったり、

 

日光ガンガンの中外トレーニングしたり。

 

 

 

しまいには、 相手を殺す気持ちでピストの上に乗るわけですから。

 

 

 

闘争心ありまくりですよ。

 

 

ないと勝てませんよ。

 

 

きゃー とか言ってる時点で殺されます。相手に。

 

 

少しでもパニクったら負けます。

 

ピンチの時の冷静さには定評があります。

 

みなさん私といると安全ですよ。

いざという時パニクりません。これまじで。

 

やたら冷静です。地震、事件、盗難、お任せください。対処します。

 

 

弱気になった時点で、攻め込まれます。

 

 

常に、攻撃的な自分で、試合は臨みます。

 

 

こけた相手に手を差し伸べるのではなく、

そこを斬りかかるくらいの、執着心がいるんです。

 

 

試合途中に相手の痛いところを切ってしまっても、

ごめんなさいとはいうけど、

はん?切られる方が悪いじゃん。

 

くらいの心持ちでいなければなりません。

 

 

 

審判に対しても、きちんと意見は言います。

 

 

え?負けですか。そうですか、すみません。

 

ではなく、

 

 

え?負けですか?どうしてですか?どうすれば勝ちになりますか?

 

ぐらいの強気の姿勢です。

 

それをきちんと意見できる語学力がなければいけません。

 

 

 

 

優しさなんて、要りません。

 

 

同情も要りません。

 

 

 

相手の気持ちを考えて行動しなさい。と日常ではいうけれど、

そんなの試合会場ではいりません。

あくまでも相手の行動を陥れていく、心理をコントロールして上手に立つ。

 

優しさなんて、一滴も要りません。

 

 

敬意はいります。スポーツマンシップに則った振る舞いも。

 

 

 

 

フェンシングモードの私は、本当に優しくない。

 

 

 

全然人のこと考えていないです。

 

 

ピストの上では、自分第一。

 

 

プロです。資金がかかっています。これからの生活、

自分の人生を賭けて挑戦しています。

 

 

 

試合で勝ちたいと思えなくなったら、もう引退です。

 

 

そのために日本を離れてイタリアで練習しています。

 

 

毎日七転八倒しながら練習しています。

 

 

全ては試合で勝つための準備。

 

試合のない練習なら趣味です。

 

 

勝つことを求めない試合なら出るだけ無駄です。お金が無駄です。

 

 

娯楽でやってるわけではありません。

 

 

 

 

覚悟があります。

 

 

絶対に諦めない。自分で道を切り開く。

 

 

 

志があります。

 

 

日本でフェンシングクラブを開きたい。

 

 

 

全て、ヘロヘロだった2年前から、酸いも甘いも経験して、

歩んできた道です。切り開いてきた自分の道です。

 

 

ここまできたら、2020年まで止まるわけにはいきません。

 

 

 

一歩一歩、1試合ずつ、成長し、前に進みます。

 

 

 

勝てる って保証なんてないわけです。

 

 

十何年やってても、4ヶ月間自分を見失う、スランプに陥ったりするわけです。

 

 

 

ピストの上に立つのが怖かった。そんな状況に陥ることだってあるわけです。

勝てない自分を信じられなくなったりするわけです。

 

ずっと目標にしていた全日本選手権をがむしゃらに戦わざるを得なかったわけです。

不本意でした。

今なら言えますが、試合前1週間、剣を置きました。普通はありえない。

それでも、それが最良の選択だったから。

ぶっつけ本番で、どうにか戦えました。

置いたおかげで、何かが取り戻せました。

 

そして、12月半ばから、1ヶ月弱の長い休養を挟みました。

フェンシングと距離をとりました。

 

 

今ならわかります。

それは、ステージが変わる時だったから。

 

自分が階段を上がる準備がまだできていないのに、

いきなり何段か飛ばしちゃったもんで、

慣れるまで、必死でした。

 

 

そう、6年前新入社員で配属された時のように、必死。

その環境についていくのに。新しい場所で生きていくのに。余裕なし。

 

 

 

年が明けて、ようやく雨は止み。

 

 

3月に前に進むことができた。

 

 

 

半年かかりました。慣れるのに。世界の舞台で戦う自分に慣れることに。

 

 

 

 

この心の変化が、ピストの上に登る気持ちの変化が、

世界で戦うために必要だったこと。

 

 

 

私にはそれがなかったので、

 

 

相手におされていた。

 

 

 

今なら、わかる。

 

 

 

何人とか、相手の身長とか体格とかネームバリューとか関係ない。

 

 

戦い方と、決断力と、何事も恐れない心。

 

言い方は悪いが

 

 

クールじゃ勝てない。カッコよくなんて勝てない。

 

 

がむしゃらで、泥臭く

汗臭く

 

 

相手をマジでぶっ殺す って感じですよサーブル種目。

 

 

フルーレとかエペは、 相手との駆け引きや読みあいの時間が長く、

技のうまさなどにもよるので、サーブルほど激しくはない。

 

 

サーブルは、斬り合いなのだ。

 

 

 

瞬時の判断、メンタリティの勝負。

 

 

f:id:obajpn:20180324051858j:plain

 

 

こんなニコニコ笑うことはない。試合会場で。

 

 

 

 

笑うときは、勝った時だけさ。

 

 

f:id:obajpn:20180122003034j:plain

 

 

勝つためにいろんなもん犠牲にしてやってんです。

 

 

もうこんな負け顔の写真なんて撮らせやしません。

 

 

 

 

 

今年こそ、登ってやります。

 

 

 

 

 

フェンシングモードだよほんとに笑

 

 

 

この期間はほんとに性格悪いから。笑

 

体育館の中だけだけど。

 

 

日常生活も少し鋭くなる。

 

 

あん???怒 みたいな。

 

 

 

先週までの

何??笑顔

 

のKUSHizziとはキャラが変わります。

 

 

それでいい。

 

 

 

そのためにやってんです。

 

 

 

全力で、いい準備をします。

 

 

Support by Jiru Kajima.