ここ最近、相変わらず予定はみっちりでした。
そんな中でも少し息抜きをしたりして、
試合に帯同したり、レッスンをしたり。
動き回っていた。
ふぅ、ちょっと休憩。
週末はまた出張。
おかげさまでございます。
これまたおかげさまなのは、関わっている選手のみんなが試合でいつも本当に頑張ってくれること。
みんなのがんばる姿が、ますます自分も頑張ろうと思わせてくれる。
やっぱり試合はいいな。ドキドキするけど、
みんなキラキラしている。
コーチングは本当に難しいけれど、
でも彼らがどんどん強くなって、結果を出していってくれるので、
すごくやりがいがある。
もちろん、常に勝てるわけじゃない。
負ける時もある。
そんな時、多分私は選手よりも100倍悔しい。
だけど、勝ちを第一優先にするコーチにはなりたくない。ただ勝てばいいのは、間違いだ。
プロセスが1番大切だ。
コーチングの中で勝ちは増えていきながら、それと同時にフェンシング以外のことも伝えたい。
その時ただ勝てばいいのではなく、ずっとフェンシングができる、自分で考えられる、楽しくできる、その上で勝っていけるようにするのがいいと思うのだ。
ナショナルレベルでも、オリンピックレベルでも、
しっかりしたプロセスの上で継続的に勝たせられるのがトップコーチなんだと思うのだ。
コーチになって、自分のコーチだった人たちの気持ちがわかるようになった。
悔しいなかでも、本当にそうなのか、
やってきたこと、積み重ねてきたことは間違っているのか、
それとも別の要因があるのか。
ずっとずっとぐるぐる考えて、
新しい改善策を見つけ出す。
10の選手を50にするのは簡単だ。
0の選手を10にする方が難しい。
それぞれのキャラクターやプレースタイルによって、全く異なるコーチングをする。
今は日本にいるけれど、私はきっと時が来たらまた旅立つ。
日本にベースは置いておく。
それまでは今自分に関わってくれている選手のみんなのこと、何より大切に育てていきたい。
0から10の間に世界に通じる基礎を植え付けておけば、
彼らは将来、世界で十分に戦えるからだ。
自分で道を切り拓いていけるように。
私のコーチが私にしてくれたように、
そんなコーチでありたいし、それがプロコーチである私の責任だと思う。
よく聞く話ではあるけど、
選手の負けは、私の負け、私のせいだ。
負けたときは絶対に責任をとる。
勝ちは彼らが素晴らしいからだ。
そして、勝ち負けだけではなく、
将来羽ばたくことができるように
チャンスとヒントを与えていく。
毎月開催しているクシプロセッションも
第5回になり、夏には合宿をすることになった。
おかげさまさまさまである。
正直、セッション開催はプライベートレッスンよりはるかに大変で、準備に時間も手間もかかる。
はっきりいって、お金のためではない。
これは、日本にサーブルの基礎を浸透させて、
未来の可能性をどんどん増やすことができる、
社会貢献事業だと考えている。
ただ、こちらもプロなので対価は頂くけれど、
誰でも気軽に参加ができる講習会でありたい。
小学生もトップ選手も大人もみんな一緒に練習をする。
これは、お互いに沢山の学びがある時間になる。
普段は出会えない、練習しないカテゴリの人と剣を交える、話す。
そういった縁は、フェンシングがくれる宝物だと思う。
クシプロがきっかけで輪が広がり、笑顔が増えればそれは
周りの人にハッピーと笑顔と少しの勇気を
というクシプロのミッションに当てはまり、
人生を彩る、出会いをつくる
というミッションステートメントに合致する。
初心者からナショナルレベルまで指導できるコーチでありたいし、
初心者をナショナルレベルに育てられるコーチになりたい。
ワールドカップでメダルを獲れる選手になれるように。
今のところ、種は蒔きまくっているので、
結果がわかるのはもう少し後、もしくは5-10年後だろう。
世界を目指して、強くなりたい中学生や高校生は、
ぜひチームクシプロに入ってほしい。
今一緒に頑張ってくれているみんなは、本当にありがとう。
私はみんなに全身全霊を注ぐぜ。
もう、世界への扉はふたたび開いた。
出会った時、ふにゃふにゃでかわいかった選手は
今はもう、私よりも背が高くなり、逞しくなった。
今年は本当に楽しみな年だ。
とにかくみんなの試合が多すぎる。笑
1週間のうち半分は、ずっと誰かの試合の準備と振り返りをしている。笑
ケガに気をつけて、それぞれ楽しくがんばってほしい。
フェンシングは人生に色々な学びや縁をくれ、たくさんの経験をさせてくれるけれど、
人生の全てではない。
フェンシングと同時に、セカンドキャリア、他のオプションも準備しておく必要がある。
なぜなら、スポーツができるというのは
当たり前ではないから。
人生何が起こって、できなくなるかわからないからだ。
フェンシング以外にも強みを持っておく。
そんなコーチングもしていこうと思うのです。