KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

<

飛びます飛びます!

いやはやなんという1日だ。

久々にすべらない話をしよう。




昨日は試合準備のため、学校を休んだ。
そして朝から練習へ。

その後、家を掃除し(相変わらずすぐ汚される)、
美容院に髪の毛をすきにいった。(本当はユカさんに会いに行きたかったのだが、都合が合わずこのままでは試合中髪の毛が多すぎて熱中症になってしまうので笑)



その後、準備をして、
さて、夜の練習に行こうかとしたところ。
ディザ子がやってきた。


マユ〜〜今日の夜、彼が家に泊まってもいい?


No!!!!


私1人ならまだ許しているが、
今日はピッコリーナが家にいる。
ピッコリーナパパからも入れないように言われている。

ナンデ?

なんで??そなたはピッコリーナパパが言ったことを聞いていなかったのか?
そんなことばっかり言っていたら追い出されちゃうよディザ子!No!!!

ナンデ?

Noなものはno!!!

ピッコリーナに聞いてくるわ。

なにやら2人で話している。
だめなもんは、だめだ。

久々に声を荒げた私。


Nooooo!!!!! 怒


ナニヨ!! といって家を出て行ったディザ子。


やったぞ私。
ついにノーと言えるようになった日本人!


そんなやりとりがあった。


すると携帯にメッセージが。

明日ミュンヘンに車2台で行くつもりだったのだが、セカンドカーが使えなくなったそうで、誰かが電車になっちゃうよーというコーチからメッセージ。
詳しくは練習で話しましょー


むむ?むむ?とにかく練習に行こう。



とまぁ、練習に行ったところ、
彼も困っていた。
電車でミュンヘンまでは8時間半。
朝6時にでて、2時半に着く。
片道だけなのだが、誰が行くか。笑

はい、そこで日本人。


コーチ。私が行きます。

まじ?

大丈夫。8時間半くらいどってことないっす。電車好きだし。

いいの?でもマユ1人は危ないからもう1人選ぶよ。

私いつも1人だから大丈夫ですよー。

あはは笑 大丈夫、誰か連れて行って〜〜


というわけで、もう1人選ぶことに。


その時点で、ディザ子が発言。

私、重要なドキュメント持ってきてないから警察に止められたらどうしようもないから電車は厳しいわ、、。


あん?

よく考えたまえディザ子。
私たちはイタリア人ではないけど、
快く迎えてもらって一緒に練習してるんだ。
明日からの試合だって、わざわざ連れて行ってもらうんだぞっ。
そんな彼らをみすみす電車に乗せられるかっ!怒


と心の中ではまたまた怒っていた私。笑


とにかく、相方が誰になるか待機だ。
できればディザ子はいやだけど、ディザ子になればいいのだが、、。笑


そんな中、全員揃ったのでくじ引きをすることに。



みんなでくじ引き。
私の相方選び。

きゃー私だわ。


6人中1人。はい、運命。
ディザ子に決定。
その瞬間彼女は怒ってまたもや出て行ってしまった。

なんか私この光景、本日二回目。笑

マユ、よろしくね。

はいよ、コーチ。

チケットかえる?

大丈夫。ネットで買います。
また連絡しますねー。

と、練習から帰って調べていた。


ところに、親切子ちゃんからメッセージ。

親切子ちゃんはいっつも親切だ!笑


マユ!明日ストライキよ!
チケット予約ちょっと待って、調べるから!


うひょー、ナイス親切子ちゃん。
この子は強くて性格もいいし、親切だー。

いやはやちょいまち。
ストライキとゆうことは電車が危うい。
むー。もはやこの際空か?


とラーメンを食べながら考える。


どうやら早朝から9時までは動いているらしい。
そもそも朝6時の電車に乗るつもりだったので、大丈夫か。

私が一生懸命調べている中、
肝心の相方ディザ子は

マユ〜朝6時は早すぎだわー

いや、明日ストライキだからそれしかないよ。

9時のにしましょうよー

いや、だからストライキだから。

ストライキってなにー?

電車が止まるんだよーっ!!!怒


ああ、もはや怒りをとおりこして笑える。


ピッコリーナが、マユ〜〜どしたの?
実はこーこーこーで、、
え?大丈夫?   うん、大丈夫にする!笑


マユ〜私彼と約束があるから外に出るわ〜
メッセージ入れといてねー
6時は早すぎだわー


だーかーらー
それしかないのっ! (笑えてきた)


そこで冷静に。

いや、乗り継ぎの最終電車が、9時4分発。これは新幹線。
速い電車ほど止まる傾向がある。

うまくミュンヘンに着く確率。


正直50パーセント。



ディザ子をつれて8時間半、、。



いや、色々考えると、厳しいな。
試合前にそんな面倒なことはしたくない。笑 試合が大事だ。


そこで、調べた。飛行機。
なぜなら2人の電車代で1人の飛行機代となる。
なら、あと1人車に乗れるのだから、
ディザ子を車に乗せて(そしたら彼女も文句ないはずだ)




私は飛ぼう!!笑



それをコーチに説明。
私大人だから、1人で飛びます!
マユに任せるよ!
ありがとうコーチ!ディザ子をよろしく!笑

飛行機なら1時間だ。


そして、前日に飛行機を予約するというはじめての試みをし、
眠りについた。。。


朝、起きると、まずディザ子に車に剣を持って行ってもらおうと思った。
手荷物しか乗せられない券なので、、。


しかし、部屋にディザ子がいない。



帰ってきていない、、、。


待ち合わせまではあと40分。
アンビリーバボー!!!


ついでに肝心なことを考えた。
私は10時の電車に乗れば余裕だなーとか思っていたのだが、


あれ?昨日は気づかなかったけど、
ストライキなのは変わらないよね、、。

もはや電車動いてないんじゃ?
え、空港まで行けない?


またまたパニック。
確実な電車までは同じく40分。
いや、間に合わない。

何よりディザ子に剣を預けないと
飛行機に乗れない。


が、何よりディザ子が帰ってきていない!!



またまたカチン。



メッセージをする。
私あと15分で帰るわー。


何を呑気な。
私はくじで負けた君の代わりに飛行機で行くんだよ。笑
ふ、ざ、け、る、な、っ!


帰ってきたものの、他の荷物も預けようとするが、コーチに言ったの?となかなか受け付けてくれない。

いや、ダメって言うわけないじゃん!
私今から飛ぶんだよ!
飛びたいのに電車が動くかわかんないんだ!



強引に押し付けた笑


そして駅に行くと、どうやら動いてそうだったので、9時のに乗った。


うん、たどり着けるはず。





もう、すっかりねむたいし、
ディザ子の暴走具合が本当に楽しくなってきて

世の中色々な人間がいるもんだと。笑


とにかく私としてはディザ子と8時間半の旅をしなくてよくなったし、
飛行機快適だし、
荷物軽いし、


結果オーライだ。



しかし、ストの多いイタリア。


なんなんじゃー。




当たり前のことだろう。

イタリア人のチームメイトに譲るということは。

練習させていただいているのだ。



一見無茶なことも、可能にする方法を考える。


今回は自分ナイスだ。



感謝を忘れずに。



温厚な私が、静かに怒っているの
逆に怖いと思いなよディザ子よ。



私は私の選択をして。


きちんと試合に備えます。