その後、無事にイタリアに着いた。
お父さんのお迎えが。
お疲れ様、マユありがとう。
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
私は昼から学校に行かねばならなかったので、
ちょっと急いでいた。
家の近くまで帰ってきた。
すると中学生。
マユ昨日はどうして怒っていたの?
どうして?
…沈。笑笑 怒ってないよ?
ウソだ怒ってたよ。急にこわくなったし。
昨日はごめんなさい。
ううん、怒っていたんじゃなくて、
私は君を守らなければいけなかったんだよ。
怒ってはいないよ?
落ち着いて私の話を聞いて欲しかったんだよ。
(そう、決して嫌いになったとかじゃなくて、嫌いだから怒っていたとかそんな幼稚なレベルじゃなくて、冷静じゃない君を叱っていたんだ。大人スイッチが入っていただけだ。)
14歳だから、しょうがない。
しょうがないのはわかる。私もそうだったから。
ごめんね。
いいよー。無事に帰ってこれたから。
そう。無事に帰ってこれたから、よかったんだ。
これでもし、私のクレジットカードが使えなかったり、携帯が使えなかったり、英語とイタリア語が話せなかったり、私がパニックになる人間だったら、今頃まだロンドンにいただろう。
私は常に何枚かカードを持ち歩いているし
携帯も二台常に電源が入る状態で持ち歩いている。
薬も保険も。
何かあった時に頼れるのは自分しかいない。
自分でどうにかするしかない。
予備の予備まで準備してある。
ピンチの冷静さには自信がある。
しかし、1人だとたまに判断を間違えるので、携帯で誰かを、頼る時もある。
だから携帯は二台。
必要な言葉は、ごめんなさいよりも
ありがとう の方が私は好きだ。
無事に帰ってこれてありがとう。それでいい。
未熟さも幼さもわかっているから、
よかったね、楽しかったね。それでいい。
ただ、2度目はないよ。笑笑
そうして私はふらふらのまま学校へ。
そうしてふらふらをどうにか気合いを入れ練習へ。
するとコーチ。
マユ、どうして昨日練習に来なかったんだい?
あ、聞きます?聞いてくれます?
アクシデントがあったんです。笑笑
飛行機に乗り遅れたこと
全部対処したこと
ずらずら。
マユ!それは大変だったね、マジか、、、。笑笑
そうなんですよ、、、笑笑
私練習行きたかったんですけど、こうゆうわけで。
マジか、、笑笑
マジ。笑笑
ひたすら話を聞いてくれるコーチ。笑笑
ありがとうー好きー笑笑!
そして、ピッコリーナは怪我をしたまま実家に帰っているので、
マユ、ピッコリーナは家かい?
実家に帰ってますー。
と、やりとりを聞いていたベネズエラーず。
マユ、もはやママだね!笑笑
ほんまやで!15歳と14歳の面倒みまくりやで!笑笑 ひどいとき18歳までいたからな!
ウケた。笑笑もはやママやで。私。
そうこうしているうちに、土曜日の試合で勝って帰ってきたイタリアランキング一位14歳がやってきた。
あ、おめでとう!どや?左と試合で当たった?
当たった!勝った!余裕で!
素晴らしい!おばさん嬉しい。
マユ、なにがだい?とコーチ。
彼はしばらくいなかったのだ。
私しばらく練習相手になってたんですよ。
だから、嬉しいんすよ。笑笑
素晴らしい!笑笑
結果彼女は今シーズンの14歳以下でイタリア一位の座を守り抜いた。
素晴らしい。
そうこうしているうちにみんなが来た。
トレーニングコーチもやってきた。
はい、外走ってきて〜
はーい。
と、そこからトレーニングして
今から寝ますとさ。ちゃんちゃん。