KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

<

すべれない話

今日は2時間で学校が終了のため、



あまりにも寒すぎたので
服を探しにいった。




何店かまわり、
H&Mに。
服を見ていると、チャリ〜ん。







カバンにいれている、私の鍵ではないか。
床に落ちた。




えー、このカバンのこの部分がチャックがあいている


しかし財布はある


とゆうことはスリではなく私の閉め忘れ




いやちょっとまて



この中にはパスポートと保険証券が入ったポーチも。




いやちょっとまて。




なくないか?



確認。



ない。


えーとゆうことはいつから空いていたか


携帯を取り出したときからか。


店を見渡すが落ちていない。
取り出したのは広場だ。


先日ミラノで母が財布をなくしたのもあり、

いやいやこれは財布より笑えない。


パスポートのなかにはビザが。

保険証券が。


大使館はミラノ

再来週はフィンランドにいかなきゃならない


これはやばい。



と頭がくるくるまわり、
とにかく逆戻りすることに。



戻るが、ない。

店に聞き回るが、ない。


あー言葉ができてよかった。

この際だれかに助けを求めるか?

幸運にも今日はみんなトリエステの大学にいるし。


困ったときに助けてくれるオーナーさんもいる。



いや、まて。


まだ冷静に考えろ。

落ちているか

だれかが拾ってくれたか

それがだめなら警察に届けて

即パスポート再発行に動かねばならない


まず道を戻って下を見て

次に入った店に聞き回って


それでなかったら、だれかに助けを求めながら再発行の手続きを調べよう


フィンランドいきは厳しいかもしれない、、



と冷静だった。笑



自分の考え通り動くが、見つからない。



最終的にH&Mに帰ってきた。



床をみる。

ない。よな。



ダメ元でレジに聞いてみる。


落ちてませんでしたか?小さなポーチ。



何色?


黄色と緑。




ちょっとまってね。

はい。





出てきたのはパスポートポーチ。





ぐぁぁぁぁぁ。
カギを落とした店にあったのか。



ほっと一息。



イタリアで落としたものが出てくることはまぁない。

イタリアだから。
しかし、ここはトリエステ


トリエステは非常に治安がよい。

ローマとは全く違う。


H&Mありがとう。


一瞬にして寒かった身体は暑くなり
頭はアドレナリン全開で、


なんだかハイ状態。


のため、バスを乗り間違えた。



ので、


めっちゃ寒いにも関わず





寒いアイスを食べた。



あーちょっと落ち着いた。
本当によかった。
持ち歩くのはきけんだな。



パスポートならまだしも、

なかにはビザが。

滞在許可証がまだきていないので、

ビザは大事だ。あんなに苦労したビザが。




全く笑えない話だ。


パスポートを探しながら
さすがにこれは笑えないし
イタリアにきてはじめて泣きそうだと思いながら、


それでも頭は冷静で諦めなかった。

ちゃんと探していた。
イタリア語で話しかけていた。
次の対策を考えていた。



私の武器はこれかもしれない。


試合が終わって気づく。



いざとゆうときの 冷静さ。
パニックにならない。



母の車にバイクが突っ込んできたときも
家の近くで亡くなっている人を見つけたときも
近くの人が亡くなった時も
ヴェネチア空港から全然知らないバス停で降ろされたときも
地震のときも
川があふれそうなときも
母の財布がなくなったときも
同期の靭帯が切れたときも
東京で電車に雷が落ちて動かなくなったときも
大阪で駅でケンカみたいなデモにでくわしたときも

なんだかパニックになりそうなとき、
絶対自分は冷静だ。


まず頭の中で組み立てて
対策を一つずつクリアしていく。



今日見つからなければ

どうしてショップにいったんだろう

と後悔をしていたはずだ。



うまくいかなかったとき、
失敗したときには必ず後悔がついてくる


結果的にうまくいくと
後悔は消え去る。


だから、なるべくうまくいかせることが、
幸せに過ごすには必要なことだ。

Quindi. È possibile molto importante.
Penso che ho bisogno felice.




いやはや、疲れた。



帰ってゆっくりごはんをたべて、


休憩しよう。



さすがの私もすべれないことがある。