KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

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9月に行われる全日本選手権についてのコメント。

皆様こんにちは!いやー、暑いですね。

 

熱中症は大丈夫ですか?私はなりましたよ!!!え?ほんとです。

多分マスクでなりました。怖かったです。

 

昨日、9月に行われる全日本選手権が、日本ランキングベスト16までしか出場できなくなったという発表がありました。

元々は各種目ベスト32までが出場できたのですが、PCR検査を行うなど、コロナ対策をする上での減員。

 

私は?

 

 

 

実は私16番目です。女子サーブルの国内ランキング。

 

 

 

昨年度も色々あってなかなかポイントを取ることはできなかったのですが、

一応今までのどうにか積み重ねと、W杯のポイントのおかげで持ちこたえていました。

 

一昨年は出るほとんどの試合が9位で、もう私は永遠の日本ランキング9位なんだ、、、

と思った時期もありました。笑

 

 

え?現役続行?

 

 

 

しています。もうなんかここまできたらできなくなるまでやってやります。笑

 

 

 

だいたいフェンシングしていないと精神衛生が崩れまくるんですよ。

 

 

 

 

というわけで、昨日悩みました。

 

 

 

 

果たして、今の状況で出場するべきなのか?

今までのような、満足のいく準備はできないかもしれない。

 

感覚も、体力も、まだまだ実戦で通用する状態には戻ってはいません。

イタリアの時のように、完全に仕上げて出るという状態には

コーチとも離れ離れなので、できないかもしれない。

 

出場することで、移動など、どこかでコロナをもらってきてしまうかもしれない。

 

 

考えました。

 

 

 

 

何人かの方に相談しました。

 

 

 

 

決めました。

 

 

 

 

今まで、私はこの半年剣を離さずに続けてきたわけで、

いろんな人が練習に協力して下さいました。

 

 

これから3週間、今の自分なら挑戦できる。と思いました。

 

 

今まで私を仕上げてくれたコーチはもういません。

 

 

今回は、自分が自分を仕上げる試合にしようと思いました。

 

 

 

本当は、この試合に出ることを最初はもっとためらっていました。

 

フェンシングは密着する競技なので。

 

 

ランキングも関係なくなりました。

ベスト16だけの試合になりました。

 

 

 

これが当初から決まっていたならば、私は出なかったと思います。

イタリアに帰っていたと思います。

 

 

 

ただ、私はこの試合に出るために。

ピストの上に立つために、帰国を遅らせました。

 

 

 

 

日本にいて、権利がある。

 

 

 

 

準備も継続している。

 

 

 

 

出ます。

 

 

試合に意味を持たすことは、あまり必要のないことなのかもしれませんが、

私は自分の居場所を、日本に置いて、日本で練習して準備してきたので、出ます。

 

 

 

コロナ対策をして試合を開催するというのは、賛否両論あると思います。

 

そして、試合に出られなくなったランキングの選手のことを思うと

自らも選手ながら、心が痛みます。

 

決まってしまった物事に、反論するのは容易い。

 

それを、どう活かしていくのかが、必要なんだと思います。

 

 

 

私の場合、すぐに意見を述べてしまうので、

反論意見はどんどん出てきます。

危ないよーとか、何のために試合を?とか。

 

 

ただ、今の私は選手で、現役です。

そういった意見を持ちながら、与えられた環境をどう利用するか考えます。

 

このコロナの状況というのは、本当は誰も悪くないんです。

 

 

 

それに対する考えが、人それぞれ違うだけで

 

それぞれに最善を尽くそうと 多くの人が今この状況で頑張っています

 

本当は、誰も責めることはできないんです。

 

誰も謝る必要はないんです。

 

 

だから、それぞれに毎日を一生懸命過ごして

 

 

全てが終わった頃に、ちゃんと健康で生き残っていることができたら

 

 

それだけでいいんだと思うんです。

 

 

 

試合に出たい人は出ればいい。

 

出たくない人は棄権すればいい。

 

出られなくなった人は、本当に酷ですが前を向いて欲しい。

 

日本という国は、自分の行動に自分で責任を持つ時期が来たのだと思います。

 

イタリアは全てが自己責任。

 

日本は誰かに責任を押し付けやすい気がします。

 

 

 

あなたは試合に出られるからそんなことを言えるんだと言われそうですが、

 

サーブルファミリー というコミュニティを運営している以上、

クシプロはあくまでも日本のサーブル界の事を考え続けます。

 

 

 

本当は試合作ろうかな?なんて考えた時期もありました。

 

 

ただ、それは今やることではないなと思いました。

 

 

 

ないものは、ないので

できないものは、できないので

何よりも大事なのは選手生命なので

 

 

#大学4年生支援プロジェクト と題して、何かのきっかけになりそうなものや

先輩からのメッセージを流しました。

 

 

 

サーブルファミリー は、サーブルファミリー としてこのコロナの状況でも

少しでも繋がり続けていられればいいのだと思うのです。

 

 

 

みんな元気? そうやって問いかけられるコミュニティでいたい。

 

 

今はみんなが大変でみんな同じ状況なのです。

 

 

 

そこでその状況にどう対応していくかが腕の見せ所なんだと思います。

 

 

 

サーブルファミリー が、世界から見られた時に、素晴らしい!!!といって貰えるような

かたまりになれば、私はすごく嬉しいです。

 

 

 

そのためにはまずは、自分の実力をつける。

 

 

だから’、試合に出ます。

 

与えてもらった機会、それを自分のモチベーションと研鑽に使います。

 

 

 

応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

頑張って練習します!