それでいいんだよ。
大丈夫だよ。
あなたはできるよ。
私はよく人にこういった言葉をかける。
側から見ていたら、どう考えても実力はある。
その人たちが困っているときに、かける言葉。
かけ方や、タイミングも大切なのだが、
無責任ではない言葉をかける。
全然無責任ではない。だってもうすでに実力はあるのだから。
それを発揮できるかできないかが困っている原因なのだから。
と、いつも人に対して考えていた。
ふと気づいた。
え、私が一番そうやないかって。笑
はっきりいって、本当スイッチが入るとちゃんと強いのだ。
それがムラがあって、何か外的要因にすぐ左右されやすくて、
気持ちのほんと些細なことでブレて、
言葉にこだわったりして。
自分で自分を追い詰めたりして。
ほんと繊細すぎる選手なのだが。
気づいちゃったのだ。
あ、そうか。
いつも自分の反省ばかりで、
これはこうするのが吉だって、
厳しすぎたんだな。
と。
これでいいじゃないか。
やってみなよ。できるよ。
自分にかけ始めることができた。
なぜか。
咳でうまく練習できなかった私、
そんなことばっかり考えていた。
いかに自分の最高を出せるようになるか。
咳が出ても、引き出すことができれば勝てる。
と、ここ最近ずっと自分とお話ししながら練習してる。
どんな時にも、うまくいかない時でも、
マユ、大丈夫。できる。次やってみな。って。
するとうまくいったりする。
日常生活ではめちゃめちゃ自己肯定人間なくせに、
フェンシングにおいては自己否定人間だった私。
このままじゃ勝てない。もっと技術を、パワーをと。
と、もがいている間に、自分の中に無意識で技術はすでに出来上がっていたらしい。
パワーは現在トレーニング中。
それを引き出すには。
私にはメンタルコーチがいてくださっていて、
そう、話すとわかる。それをいかに継続させるか、
一人でコントロールできるようになるか。
ピストの上で自分を取り戻せるのは自分しかいない。
そう、これでいいんだって。
自分のフェンシングを肯定し続けることに決めたんです。4月。
私にはもうすでに、備わっている。
それを、引き出せるように。
だから、同じように困っている人に伝えたい。
肯定できなくても、肯定しようとし続けることで、
いずれ、できるようになっていく。
私はできる。もうすでにできるようになっているんだってこと。
大丈夫だってこと。
なんかメンタル的な話ですが、
私のやっているサーブル種目っていうものは、
本当に、メンタル競技なんです。
世界の舞台を見ていると本当にそう思う。
もうみんなある程度スキルは一緒なんですよ。
そりゃあ、体格的に優れていたり、力があったりする人もいますけど、
TOPはもうどんぐりの背比べ。
じゃあ何か。
メンタルなんですよねえ。
メンタルっていうのがあまり好きじゃないけれど、
そう日本語にするならなんていうかなあ、
心の作り方。かな。
心をコントロールする力。
自己調整力。
ある意味暗示。
私のように内面が小難しくて、複雑で、思考的なめんどくさい選手は
本当にめんどくさいけれど、笑
めんどくさいからこそ、方法を編み出せるのだと思うのですよ。
自分のこと本当にめんどくさいって思うくらい思考が先走りしますねん。
よく言えば、頭が使える。
悪く言えば、頭が暴走しやすい。笑
こうやってブログに考えを書くことができるのは、いい面ですけどね。
思考にとらわれやすいんですよ。だから。
最近なるべくこの頭を封印してフェンシングしてます。
野生的。
新たな人格を自分の中に作っている。
コーチ曰く、もう少しだそうな。笑
対人競技。一瞬で決まる。
心を作る。
5月、楽しみですよ。