KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

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遠くにいながらも共に走る。日本のこと、これからのこと。

実は私、いつも日本チームと一緒に走っています。

 

そして、仲間と共に走っています。

 

 

 

イタリアにいますが、日々共に走っています。

 

 

 

サーブルファミリーをやっていることもあるのですが、

やっぱり一緒のスケジュールで動いているので、

なんか離れているけどほとんど毎日一緒にいるみたいな人もいます。笑

 

 

私自身、前回のリオオリンピックの時は社会人でした。

 

それまでの軌跡は何も知りません。

 

 

今、3年前から共に走り出した代表チーム。

 

 

 

もうなんか、なんでも知っています。

 

 

 

 

一年間特に日本に帰るわけでもなく、イタリアで学校に行きながら必死でフェンシングをしていた年がありました。

 

 

 

その後、日本の試合に出始めてからは、ずっと、ずっと一緒にいるチームです。

 

 

 

私は日本チームと関わることで、自分のフェンシングを見失った時期がありました。

 

 

 

イタリアのフェンシングとはあまりにも異なっていたから。

どっちもやろうとして、潰れました。

 

 

 

でも、今は違います。

 

 

 

両者のいいところを、組み合わせることができました。

 

 

 

自分がやるのはイタリアフェンシング一本ですが、

私が教えることができるのはミックスです。

 

 

 

このイタリア修行で毎日毎日、この日本人にとくとくとフェンシングとは何かを教え続けてくれたコーチたち。

 

 

 

 

おかげさまで、今の私の頭の中にはサーブルの基礎がスッキリと出来上がっています。

 

 

 

 

頭の中に図があって、状況に応じてそれを当てはめていく。

 

 

 

それがフェンシングなんだと思います。

 

 

 

今、私が共に走る仲間に、

たまにそういう話をする時があります。

 

 

私は彼等といると、姿勢や取り組み方に非常に毎回刺激を受け、

尊敬の念が絶えません。

 

 

一方で、自分は彼等に何ができるのかと考える時もあります。

 

 

 

 

自分の実力はもうわかっています。

よくやってる方だと思います。この運動神経で。笑

 

今、W杯に挑戦する理由は、

最後までやりきりたいことと、

最後まで戦いきりたいことと、

そのオリンピックシーズン、日本がどう世界と戦うのか一緒にいたいからです。

 

 

選手としては、もうわかっています。

最後までやりきること、これに尽きます。

 

 

ただ今世界でしているこの経験は、この後の経験値として本当に大きなものとなると思っています。

 

 

なぜかコーチ友達もたくさんできました。

選手友達より実際コーチ友達の方が多いです。

 

この前試合で久しぶりにコーチ友達に会ったら、

 

おーまゆー!!!日本のコーチですか???

 

 

って言われました。笑 選手です。笑

 

 

先日のエジプトでは審判陣に

 

あれー?君選手じゃなかったっけー?

 

と言われました。はい正解!

 

 

 

 

海外から日本を見ていると、本当にいろいろなことに気づきます。

 

 

一方で、みんなもよく私のことを突っ込んでくれます。笑

 

 

お互いにいいところがあるんだと思います。

 

 

 

そういう自分を理解していれば、自ずと何か日本のためにできることはないかと最近の自分はいつも考えています。

 

 

 

 

日本人なので、日本が勝つと嬉しいです。

 

 

 

何より知り尽くした仲間達なので、もっと嬉しいです。

 

 

 

それがPRとして形になったのがサーブルファミリー。

 

 

 

 

私は言葉を紡ぐのが得意です。言葉で表すのが得意。

 

 

 

何かこう自分にできることを、始めようと思って、

 

自分の大切な人の力になることを決めました。

 

 

 

言葉があれば、遠くにいても共に走ることができる。

 

 

 

私の言葉は、多分ですが選手の心に届きやすいです。今までの経験上。

 

 

 

なぜなら、自分が嫌な言葉を弾く選手だから。

 

 

否定語は一切弾きます。信頼しない人のアドバイスは全く聞きません。

そんなめんどくさい選手です。ナイーブーーー

 

 

 

やっぱり選手の経験って役立つんですよね、、、

 

 

 

 

私の言葉が少しでも、オリンピックに向けての力になったらいいなと思いました。

 

 

 

 

どんだけ自分に自信あんねんって?

 

 

 

 

自信というか、世界共通の理論をすでに言葉として持っているので、

 

 

それを自分の言葉にして、声かけする、ただそれだけです。

 

 

 

 

聞く耳を持つ人にだけ、届けばいいんです。

 

 

 

 

それぐらい、私は日本チームとすでに密接に走っています。

 

 

 

 

 

それぐらい、私は日本に感謝しています。

 

 

 

彼等がいなければ、迎えてくれなければ、

今の自分はいないわけです。

 

 

 

 

今日なんとシンガポールから次回のサーブルキャンプ はないのか?とメールが届きました。

 

 

やはり英語で要項を出したのは絶対によかった。あ?明日試験ですはい。泣ける。

 

オリンピック終わったらやります。多分。

 

 

こうやってこれからも生きていくんですよ、きっとね。

 

 

 

 

 

今の日本の他の選手には、プロの選手には、多分厳しいことだと思います。

 

 

日本のことも考えようよ って言っても、

仕事として選手をしているわけなので、自分の結果が第一です。

他のこと考えている暇があったら練習するでしょう。

 

 

これが普通です。当たり前です。プロですから。

 

 

ただ、私は違います。

クラファンフェンサー です、学生です、自営業です。

 

自分のことも、日本のことも、周りの大切な人のことも、

考えられる余裕のある生き方をしています。

だから、私はできる。

 

実はコーチ業はマジで無意識でできます。努力は選手としてはめちゃめちゃ必要ですが。

コーチの自分は本当に努力しなくてもポンポンその場に適した言葉が出てくる。

 

 

これは、選手の自分には与えられなかった、神様からの才能だと思います。

悲しいけど。

 

でも、使わない。笑 あんまり使いたくなかったんです。前までは。

 

 

 

ところが一昨日ぐらいになんだか考え方が変わりました。

 

電話をしていたんですが、

 

 

 

あー。もういっか使っちゃっても。ってなりました。

 

 

 

するとなんだか今日強引にピストに乗っかった私は、

腕が動かなくても、とてもいい練習ができました。

 

 

 

持っているものって、誰かに分け与えることでバージョンアップするんですよね。

 

 

 

こんなもん持ってんだー! いいでしょー!!

 

ん?なんかこれが必要そうだなこの人。

 

ちょっと分けようかな。。。。

 

ねえねえ、これ使ってみる??

 

 

 

マッキーの歌のようで、何か聖書に出てきそうな話のようで、

これ真理だと思います。

 

そして、やさしい社会になる。うん。

 

 

 

あげるのもったいないよ!!!と思う人がいるかもしれません。

 

え?あんた選手でしょ?と思う人がいるかもしれません。

 

 

もう今の私は、イタリアから日本を見続けた人間として、

共に走ってきた人間として、

 

 

自分にできることはいつだって全力でしていたい。って思います。

 

 

もどかしいことはスッキリさせる。

 

 

 

その分日々頭は痛いです。

 

 

 

勉強にまみれています。

 

 

 

なんか、何様なんですか?って話になりましたね。

 

 

 

でもそれが私の修行で得た、宝物です。

 

 

 

これから花開くであろう、宝物。

 

 

 

少しでも自分の大切な人たちが笑顔になれればいいなあと、

 

 

 

思う夜でした。

 

 

いや、英語やれよ!!!!って感じ。笑 お休みなさい。