KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

<

痛い経験

久しぶりの痛い経験をした。



ベスト16。




イタタタ。



頭が、停止した。

点数を欲しがった。





今回の試合はかなり自分を、追い込んでいたんだと思った。


最近うまくいっていたことの数々。


神様がガツンと私に鉄槌を落とした。




調子にのんじゃねえ。





って。



自分の技に、  固執 した。


フェンシングを 最後の方 していなかった。



自分の技は決まるんだ。 と 傲慢であったかもしれない。




ああ、痛い。 痛い痛い痛い。



失敗を学んで、

前へ、進め。




27歳にもなって、
何年フェンシングしてんだかもはや長すぎだけど、
成功するときもあれば、失敗するときもある。


すんごい世界がキラキラして見えるときもあれば、
絶望しか見えないときもある。



よし行くぞと試合ピストに入るときもあれば、

もうフェンシングしたくないと思うときもある。



昨日は、あーもうなにしてんだ自分。
しばらく剣握りたくないわ。


と一瞬自暴自棄になったのだが、



いや、ストレッチしとかなきゃ。

とストレッチしている自分がいた。



今週日曜日も試合。


そして来月はフランス。



12月は私の目標である全日本。




一回失敗したぐらいで、立ち止ってるわけにはいかない。



痛い。痛いのだが、
自分の試合メイクの未熟さと、
自分で自分を追い込むメンタルの弱さ、
苦しい時に踏ん張る忍耐力。


学んだ。


今回の試合は

必死 にやっているという感じだった。



いつもみたいな、 余裕 がなかった。



上げたいランキング。
欲しいポイント。

わざわざ日本に帰ってきて
多額の資金をかけているという事実。

私を認めてもらいたい。ワールドカップに出るために。という、意地。

今まで二回、日本の試合で成功しているという結果。



全てが私を追い込んだ。



自分を追いやった。




途中まではよかった。




ベスト8がちらついた瞬間、

全てが崩れた。


よし、今回も8まではとりあえずいける。



ちらついた。





それが敗因。


痛い。痛すぎる。


それでも昔みたいに負けて悔しくて泣いたりとか
負けた人を恨んだりとか
全くしなくなった。



今日まで積み重ねてきた練習のテスト結果が
出ただけだ。



私一人で戦う力がなかったのだ。
いつもベンチの先生に頼っているのだ。

それも弱さである。





沢山の弱さが見つかった。


悔しい。自分に勝てなかったことに。






それでも私は私のことを応援してくれる人を思い浮かべるだけで、

前へ進んでいけるんだ。




まだまだ進むんだ。


前へ。

痛い気持ちはじっくり味わせていただく。
神様の喝である。



私はプロだから。


次を考える。

次はどうやってワールドカップで戦うかだ。




絶対に諦めない。





家族、クシプロに関わってくださる皆様、
いつも応援してくれて、本当にありがとう。


今回は途中で負けてしまったけど、
全日本に向けて、修行しなおします。


それでもポイントは少しは取れたので
今の日本ランキングは計算したところ
何人かの同率7位。


前回の10位よりは上がりました。



これからもワールドカップ代表に
選んでもらえるように。


そして選んでもらった試合で勝てるように。


そして、全日本で私の目標を達成するために。


あと3カ月。



人生の中で、本気で追い込む時期があっていい。



ケガも病気もなく試合が終われて良かった。






今回は悔しくてたまらないけれど、




また28日から再始動します。



1日の目標は、ベスト32。
イタリアオープン。昨年は64でした。
低くね?目標って?


この試合出場人数二百人を超えてるくらい
かなりでかい大会。
ワールドカップの前哨戦としてぴったりなのです。


試合試合試合試合。


私は試合で強くなる。


このブログを読んでくださっている
皆さん、
これからもよろしくお願いします。



選手としても、人間としても、
向上させていきます。



まだ続く私のチャレンジは
今回つまづきましたが、

家に帰って
ちょっと絆創膏を貼って



また走り出します。




いつもありがとう。




後輩が来てくれたんだけどセキュリティの関係では入れず泣く泣くお別れ涙

{58DA4C9D-10F2-46B3-906D-A92FFEE514C0}

{F5D85460-5971-4196-9116-6DAC246B2325}

{8193B466-7476-4FA9-8BCE-5ACFA70CD76F}

{ECB5955D-F410-4A95-BF93-1EB2A72A1ECA}

{456FCB04-A236-4A0B-9B64-4486A8F244A1}