KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

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これから歩んでいく世界。2019年後半戦開始。

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Coaching work. #worldveteransfencingchampionships #cairo #egypt #coaching #sabrefamily

 

 

この写真かなり気に入っている。笑

 

きちんと自分のアドバイスに責任を持っている表情をしている。

 

 

 

 

自分のアドバイスに責任を持つということは、

自分の考えに自信を持っているということ。

 

それが、フェンシング生活では一番大事なことだと思う。

 

 

ピストの上で、信じられるのは最後は自分だけなのだ。

 

 

よく取り乱しがちな私は、今、そのコントロールをする練習をしている。

 

 

 

誰か外部の声がスコンと入ってくると、元に戻るのだが、

一人ではどうしてもワタワタすることがある。

 

 

情報量や様々なことに対するリスクマネジメントが過剰すぎて、

時に自分を見失う。

 

 

 

まぁ人間なので、そういう部分があってもいいかなあと思う。

試合にはいらないけど。だから、トレーニングする。

 

頭を使いすぎない練習を。

 

 

一方で、誰かを守るためのことだったり、

本当に急な方向転換や災害には強い自信がある。

 

あー、そっか。よしじゃあ次はこうしよう。

変な部分で冷静なのだ。

 

 

自分の場合は主観が入るので、

自分の結果や、自分の利益を重視すると一気にワタワタする。

 

 

誰かを勝てるように導きたい。 と思っているこの写真の自分は、

全くもって頭は冷静なのだ。

 

あ、次これだな。とか、あ、次これ相手くるからこれだ!って。

 

 

わかる。もちろんまだ未熟だし、自分のコーチには到底かなわないけど。

 

 

外から見ているとわかるのだ。

 

 

 

これは、動作ではなくて、戦術の選択の話である。

 

 

私に戦術を教え込んだコーチはいつもこういう。

 

 

 

マユ、フェンシングは力じゃなくて、頭を使いなさい。

 

 

戦術を使って戦う。それが フェンシング よ。 と。

 

 

 

頭の中には 図 が出来上がっている。

 

 

この時はこれ、あの時はあれ。

 

 

 

ならどうしてそこまでできているのに日本で負けるのかって???

 

 

 

他の雑念によりワタワタしてそれがかき消えるのだ。

それがかき消えないのがW杯。思いっきり戦えるのだろう。

 

 

まぁこの面に関しては、もうしばらく日本の試合は出ないのでほっとく。笑

 

 

 

戦術があるから、後ろから選手を見ていてもわかるのだ。

 

 

 

選手とその共有ができていると本当に戦いやすい。

 

 

この時は、これ、あの時はこれ。って。

 

 

その共有をするために、レッスンをするのである。

 

 

この時はこうしてください。これはこういう名前です。

 

 

あれに対してはこれをしてください。これはこういう名前です。

 

 

 

 

そう。名前のなかったものに、私は名前をつけた。

 

 

 

日本語で名前のなかったものに、名前をつけた。訳した。

 

 

 

 

それを自分のセッションで少しづつ広めている。

 

名前があれば、それを使える。

 

 

名前がないものは、やろうと思ってもできない。

なんかこんな感じのやつーーーーで終わる。

 

 

サーブルはそれだとすぐに負ける。世界で。

 

 

名前がついている技を審判に対して正しく行ってみせる事で、

自分に点が入るのだ。

 

 

訳した。イタリア語を。本当にサーブルの基礎を。

 

 

ただ、コーチが私にくれた宝物は、まだ誰にも渡していない。

 

 

 

基礎はあげてもいい。仕事だったら、あげてもいい。

それでサーブルのレベルが上がるなら、

仕事だったら、渡してもいい。

 

 

 

宝物は、あげない。

 

 

あなたがコーチになって、本当にあげたい選手ができたときにあげなさいと言われた。

 

 

 

今はまだ私は選手だから。

 

 

 

 

 

イタリア修行の一番の宝物だと思う。

 

 

 

この考え方があるから、イタリア人は強いんだと思う。

言葉がある。イタリア語には。

 

日本語には残念ながら、ない。

 

 

 

それをうちのコーチ流にアレンジされているものを、もらった。

 

 

 

あげない。

 

 

ただこれを私が使って、アドバイスをするベンチに入ることはできる。

 

 

 

今回のベテランさんの団体戦ではかなり使いまくった。

 

 

だってみなさんやって下さるのだもの。

 

 

 

言ったこと。

 

 

 

その動作の元には、元になる戦術があるのです。

 

 

 

使いこなすのにほんと何年かかったことか。

 

 

これがフェンシングの面白いところ。

頭のスポーツ。14メートルの駆け引き。

 

 

 

ああ、話がそれた。

 

 

 

 

というわけでだ。2019年、残り2試合と英語の試験が1つ。

 

 

 

2020年は、まだわからない!!!!!

 

 

 

後半戦に向けて、また鬼トレが始まります。

 

 

 

再来週は少し一瞬休憩が入る。試合決まる前に入ってた予定だから。気分転換。

 

 

 

11月はもうひた走るよ。12月まで。

 

 

 

 

年末は、日本。

 

 

 

 

あ、実は今企画していただいていることがあります。

 

 

 

12月29にち。東京。

 

 

もしよろしかったら予定を空けておいてください。

 

 

 

近々リリースされると思います。

 

 

 

 

 

未来を、作ろう。