全日本、メキシコ。
これらの試合が終わったあと、
私は長期休暇に入った。剣を置いた。
なぜなら、自分を取り戻すため。
読書をし、フェンシングから離れ、
全然、関係ない毎日を過ごした。
すると、年末にようやく自分の道が決まり、
剣を握りたくなったわけだ。
日本語で深く物事を考え、
自分を客観視することに努めた。
イタリアに戻った自分は、
明らかにクリアーになり、
以前よりバージョンアップしていた。
何事も詰まった時には離れるに限る。
今日読んだ本に、
はじめるときははじめる恐れがあるが、
それを知るとまた知っているがゆえの恐れがあると。
私はそれが9月からはじまっていた。
ああ、こわい。相手に剣を止められるのもこわい。
それでも攻め続けよう。
恐れがあっていい。
なんのために?
強くなりたい。もっと。
さあ、ボルチモアまであと少し。
2018年、できる年。大吉。
やってやるさ。