KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

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優先順位をつける判断基準

優先順位、フリーランスの私にとって非常に重要なものである。

ここ数日、いつものクシプロ的にバシバシと予定をパズルのように組み替えていた。

 

ここで言う優先順位は目標を達成するための優先順位とは少し違う。あくまでも、予定を立てるための優先順位である。

 

 


いかんせんタイが本当に暑くて、私の身体は結構なダメージを受けていた。笑

日本冬なのに30度越えの国に行っちゃあ、そりゃ適応できないわな。クーラーかけてたもの。笑

ヒートテックを着て行って、Tシャツで過ごしていた。うーん。涙


試合自体は本当に素敵な試合だった。いい経験をさせていただいたし、久しぶりに友人たちに会えてハッピー。

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この試合で2024年の審判業務は全て終わったので、審判納めでもあった。12月頭のW杯からこの試合の2週間は絶対にぶっ倒れることができなかったので、無事遂行できてホッとしている。

たくさんの新しい経験、ありがとうございました。


話を戻そう。

 

 

優先順位について、どうして大切にしているかというと、自分の仕事を自分で決めているからである。

誰のレッスンをどの日に入れるか、誰がどこに大切な試合があるか。

そういったことを常にコーチとしてはピーキングしていく必要があるし、年明けの試合は自分が行けないからこそ入念な準備が必要であると考えている。

この部分の優先順位は今から書くこととは少し異なるので、また後日書いてみようと思う。


しかしながら、家族や友人との時間であったり、リカバリーのだらくしの時間であったり、それらもクシプロとしてはどれも大事にしたいので、パズルのように日々組んでいる。

そして、状況によって柔軟に組み替えている。

私の家族は結構大変だと思う。笑 

いつ帰ってくるの?とよく母に聞かれる。笑

 


判断基準は何かというと、

1 自分が健康であるかどうか

2 自分の大切な人が密接に関係しているかどうか

3 緊急性が高いかどうか

4 どれを選べば次の順位とうまく連携できるか

 


この4つである。

 

 


1については、自分が健康をキープできる予定にする必要があるのが大前提。

自分が動けない時に、何かをしようとしてもそもそも物理的にできない。

動き続けられるようにどうするか、これは常に身体と向き合う必要がある。そのため、ケアであったり、リハビリであったり、トレーニングであったり、睡眠であったり。非常に気を遣っている。

 

いかんせん、人よりも身体がとにかく弱い。絶対にみんな私のことを勘違いしている。よく身体強そうだよねと言われるが、真逆だ。

そのため、枕、マットレス、濡れマスクに加湿器。大事な睡眠が必要になる遠征時には全部持って行くくらいナイーブなのである。

 

それでもついつい、予定を詰め込んでしまうのでそれを遂行できるようにイメージして予定を組む。しかし、これに関しては時たま失敗する。特に夏!今年の夏は暑すぎて結構深刻な熱中症になった。

 

冬は感染症対策のために常にマスクをつけているけれど、あとはネギと生姜でどうにかしている。

それに月に一回はどれだけ努力しても、ぶっ倒れる。こればっかりはどうしようもないので、東洋医学で毎月乗り切っている。

 


2は自分が健康で動ける状況でさえすれば、これが1番の判断基準となっている。

大切な人の手を離すことは自分の価値観の中で絶対にしたくないことの一つである。

 

大切な人を大切にする。

これはクシプロを始めた時に1番最初に決めた価値観だ。

 

誰かを守れる強さを常に持っていたい。

 

大切な人が困っていたら、助けに行く。

基本的にどこにいても駆けつける。フットワーク軽すぎじゃない?と、よく言われるけど、日本も世界も基本的に狭いと考えているので、自分にできることがあれば、最優先に判断する。

 

その場に留まって、口だけで心配したり、モニョモニョするのは本当に好きではない。動ける身体があるなら、動けばいい。リスクマネジメントと次の予定との連携をうまく確認しさえすれば、すぐ行動に移せばいいと考えている。

 

しかし、自分が口だけが嫌だからと、さっさとなりふり構わず行動するのは違う。押し付けるのも違う。ここが大事なところで、代替プランとイメージをさっさと立ててから、行動に移す。相手の気持ちを考える。見返りは求めない。

 

でなければ、周りの迷惑になるし、無我夢中で冷静さを失う行動というのは、危険性を伴う。

海外生活で学んだことだが、冷静ではない判断では自分や誰かを守ることはできない。一度、深呼吸をしてみて、多角的に見て、冷静に行動することが、自分や誰かを守ることに直結すると考えている。

 

くっしーやる時はやるよね、といわれる人間でいたい。笑 でも、やらない時は本当にやらないだらくしよね、といわれる人間でもいたいと思っている。笑

 

なぜなら私だっていつも誰かに守ってもらっている。運転できないしね。笑笑

 


3はこれも大切なことだと思う。緊急性が高いものはドクターじゃないけど、全ての予定を通り越して最優先で行動している。

当たり前だけど、その緊急性を的確に判断する必要がある。この判断をするのが、本当に正しいのか、決断を迫られるたびになるべく速く、その時持っている最大の経験値を使って、決めている。

 

これはフェンシングにも使える決断力だと思う。

普段めちゃくちゃ優柔不断な時もある自分が、いざという時に行動できるのは、海外生活が長いからだと思う。

そして、その海外生活で、結構なピンチに何度も1人で遭遇したからだと思う。命を守る行動をする決断の場面に何度も出くわした。

なので、国内にいると結構気が抜けてしまうのは事実。日本にいると本来あるアンテナが折りたたまれてしまわれている。笑

国際線に乗り込むと、それがまた伸びてくるのを感じる。起きてくるのである。ビヨンと急に現れる。

 

そして、自分の表情が冷たくなっていくのを感じる。基本的に日本と海外では全く表情が変わるので、審判の時のように結構険しい目をしていると思う。それは、自分の身を守ることと、国際的なコミュニケーション時のマナーでもある。

何でもかんでもニコニコするのは、違う。ただこれを日本で行なってしまうと、それもまた違う。

 

日本にいるくっしーと海外にいるMAYUの切り替えが大事なのだなあとここ最近強く感じている。言語を通じて、これらのチャンネルが切り替わることが本当に面白い。ちなみにイタリア語バージョンのキャラは真面目な場面以外はずっと笑っているけどね。笑 チャオ!

 


4については、予定を組み合わせてスルーっと行くかどうかを結構な判断基準にしている。身体は一つしかない。笑 モニョモニョしてしまう予定は基本入れない。でないと自分に合わない予定も組み込んでしまうことがあるからである。合わないことを入れてしまうと、他の予定によくない影響を与えることもあるので、そこは結構シビアに判断している。

 

使うものは直感で、あ、この選択はなんか違うなというものは全て排除している。そのため、直感に従うと1日のレッスン量が半端なくなる日もある。笑

うまく行く予定というのはスルーっと最後まで進むのだが、その後のダメージは半端なかったりする。そして、この判断基準のおかげで、たびたびクシプロ全国ツアーが開催されている時もある。繋げられるものは繋げよう!というわけである。

 

しかしながらデメリットにも最近気づいた。行ったっきりよりも、家に一回帰ってきて休憩とケアを入れたほうがパフォーマンスがやはり上がるということがわかったので、実はちょいちょい羽を休めていたりもする。笑

日本にいると1日に多くのことができるのが嬉しい。イタリアにいた時は1日に1つ、最大でも2つの予定をこなせるだけで万々歳であった。

それはどちらもいいところを持っていて、なのでたまにイタリアに帰ると私はすっごくリラックスすることができる。笑

 

 

 

このような優先順位を決めるための判断基準を考えていたのは、常にこれらの判断をしているなと気づいたからである。

 

最近しょっちゅう国内と国外を行き来しているので、自分の中のアンテナが頻繁に切り替わり、色々と考えることが多い。

 


そして、ここ数日で優先順位を決める機会も多かったので、まとめてみた。

 


ブログを復活して、こうして言語化することが、自分のアップデートに繋がっているとやはり思う。

 


そして、これを読んでくれた人がこんな世界もあるんだな、面白いな、と思ってくれたら嬉しい。

 


私のSNSやブログを見て、いつも勇気をもらっています!とこの前試合会場で何人かの方々にお声がけいただいた。

 

なんと嬉しい!私のアウトプットが誰かの力になっているなんて。

 


少しづつでいいから、お返しをしていきたい。

 


選手時代に今まで私がたくさんの人に頂いたものを。

 


残りの12月、また前に進んでいこう。

 

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挑戦とぽよ橋。

 





初めてのフルーレのW杯審判が終わった。

すごくすごくいい経験をさせていただいた。サポートいただいた周りの方々に心からの感謝をしたい。

日本のフェンシング関係者の皆様にもたくさん会場でお会いすることができて、とっても嬉しかった。

 

3日間、とてもタフな試合だったけど、

私の審判の応援に来てくれた友人の皆さまにとっても救われた。

本当にありがとう。

 

自分の背中を誰かが見ていてくれるということが、こんなに心強いと思わなかった。

 

お陰様でしかない。私、できた。自分を貫くことができた。

 

 

感謝しかないです。ありがとう!

 

 

毎日毎日学びがあって、また自分を成長させることができた。

こうして積み重ねていくことで、前へ進んでいこう。

 

私が自分と戦っている時に、私の選手たちはあちらこちらで試合をしていた。素晴らしい結果を届けてくれた選手も、惜しかった選手も、みんなよく頑張ってくれて嬉しい限り。

 

コーチがいなくても戦えるみんなのことを本当に誇りに思っている。

 

自分で考えることのできる選手を育てたい私にとって、それをどんどん体現していってくれる選手を見ていると、勇気がもらえる。

みんなはどこまで成長してくれるんだろうか、ワクワクしかない。

 

そんなみんなが納得できるコーチであり続けるために、私は今月はとにかく審判を頑張る。自分を磨くしかない。ぽよ橋を脱出するしかないと思っている。

 

お正月が来るまでに減量だ!!!!笑

 

なんでって?お正月はレッスンパレードだから。笑

動ける体を作らなくては!

 

 

フル橋さん、お疲れではありませんか?とよく言われるけど、

休みの日にはとにかく寝て、ケアもしているので割と元気はキープできている。

 

最近の悩みは、審判後にアドレナリンが出てなかなか眠れないこと。笑

選手か!!!笑笑 試合後の選手みたいに興奮してる。笑

 

 

今日はもう一つ最高に嬉しい知らせがあった。

とてもとても難しい審査に、合格して権利が取れたと連絡があった。

 

ここまで来れたことに、本当に涙が出そうだ。

これからの目標のために、引き続きサポートするよ。

人生の目標を達成するために、新たな道を踏み出してほしい。

 

とっても優秀な、クシプロのカメラマン。心からのおめでとう。

 

 

なんか職業がコーチなせいか、誰かが何かを達成していくのを見ることが本当に好きだ。

それを達成するために、どうすればいいか、考え行動することが好きだ。

 

 

どうしたらできるか。

 

そう自分に問うことで、何かのアイデアがいつも生まれてくる。

 

 

こうして文章化している今も、次の試合のことを考えている。

 

 

 

ま、今1番大事なのは、

 

 

どうしたらぽよ橋を脱出できるか、、、、?なのだけれど笑

 

 

ラーメンを禁止していたのに、タンメン食べたし。笑

 

甘いもの禁止していたのに、ごほうびプリンしたし。笑

 

ぽよぽよぽよ、、、、。ま、いいか。ヨーロッパ行ったら秒で痩せるしな。

 

 

 

Anyway、審判していて思ったのは、言語がわかると審判がやりやすいということだ。

というわけで、やっぱりフランス語とスペイン語ハンガリー語と、、、自分の言語を後2、3つは増やしたいと思った。

 

決意3   言語を増やす。 これやります。

 

 

歩くGoogle翻訳と言われるように勉強しよっと。笑

 

 

 

ここ数日、また色々考えて学んで、ちょっとづつだけれど前に進めてきたので、今週末の試合も頑張ります。

 

 

え、どこいくのって?

 

 

 

タイ!!!!!!笑

 

 

フル橋アゲイン!!!!!笑

 

 

 

年明けはサブ橋に戻ります、それもまた大きな戦いなのでしっかり準備。

 

そんな年末。引き続き。

 

 

 

ブログ復活。今度こそ剣を握り直すの巻。

ここ数日、強制的な休暇をしていた。笑

仕事をしながら、身体は休ませていた。

 


明日から始まるジェットコースター年末のために、神様が休め!!と言っている気がした。そんな時もあっていい。うん。

 

 

 

そこでまた色々考えた。

 

 

 

 


そういえば、いつ私は引退すると言ったのだっけ?

そういえば、いつから毎日練習しなくなったんだっけ?

 

 

 

色々思い返していると、コーチングアカデミーのためハンガリーに3ヶ月行ったあたりからだんだんシフトしてきたのかなと思った。

それが2022年。それまでは普通に全日本選手権出ていたし。

 

 

 

引退する予定だったベルギーW杯が直前でコロナによってキャンセルになってから、私は引退の機会を失ったままコーチになった。笑

 


そしてコロナが終息してきて、また毎日が目まぐるしく忙しくなった。大学院、コーチング、審判、会社。

 


どうしても仕事を最優先してしまうので、しんどい練習をやらなくなった。昔はバシバシインターバルもやっていたのに。

 


そうこうしているうちに、何度も練習を再開しようとは思った。

 


フェンシングを教えるのも好きだけど、もちろんプレーするのも好きだから。

 

 

 

だけど、

 

 

 

その度に何かしら、体調に異変が現れた。

事故に遭ったり、絶対安静をお医者さんから言われたり。

 


本当は2023年に復帰をしたかった。

 


でも、膝の事故に遭ってしまった。

 

 

 

そんなこんなで結局はコーチングできる自分の身体を最優先にして、今まで毎日を過ごしてきた。

 


のだけれど、

 

 

 

 


ふと思った。

 

 

 

 


イタリア時代、私は今まで自分がプレーすることによって、新たな気づきを得て、それをコーチングに活かしてきた。

 

 

 

今はどうだ?

 


考えが凝り固まっていないか?と。

 


そんなぽよぽよのお腹で先日自分が宣言した目標は達成できるのか?と。笑

 

 

 

痛めた肩を言い訳にしていないか?と。

 

 

 

肩に関しては、復帰の兆しが見えてきた。

リハビリの先生にメニューを教えていただいたのと、すごく自分の肩に合うサポーターを見つけた。

 


あとは自分次第なんじゃないかと思う。

 


考えの凝りを、ほぐしたくなった。

今の私のフェンシングは芯はあるけれど、固執している気がした。

 

このままやったら、あかんと思った。

 

コロナ禍に入る直前に買った新品のマスクがある。

名前入りのメタルジャケットも、靴も、剣もある。

 


道具たちはいつだって私を待ってくれている。

 


身体は衰えているようで、実はそんなに衰えていない。

コーチングしているのもあるし、そもそも元アスリートがいざ運動の場に戻ろうとすると、身体がそれを覚えていて戻ることができるらしい。研究がある。

 

それに気づいたのはこの前の試合の帯同をしていた時。

 

試合会場を私は走り回っていた。

 

コーチする子達が体育館中に散らばっていたので、体育館内を爆走していた。

 


あれ、私まだこんなに走れるんだ。と思った。笑

 


もちろん心肺機能は落ちているけれど、冬の持病だった咳喘息にさえ気をつければ、また走り出せるかもしれない。

 

 


そもそもこんなふうに物事を考えるようになった理由がある。


人生において、ここぞという時に出会う人、場所、モノは絶対にあると思っている。

 


色々考える毎日の中で、

私は、ピストの上に戻りたいと思った。

 

 

もちろん審判なので、試合があっても私は審判を優先するだろう。


コーチも同じ。


だけど、それ以外の時はピストの上に立っていてもいいんじゃないかと思った。

 

 

自分のレッスン、自分でまた取ってみよう。

コロナの時にずっとやっていたこと。


選手くしはしのコーチはコーチくしはしだ。


練習を再開しよう。道具たち、3年間待たせたね。お待たせ。

 

 

それに、なぜこうやってブログを書くことを再開したかというと、

 


やはり私は文章化することによって前に進むことができる人間らしい。

 


イタリアに渡った時から続けているこのブログ、

早く面白い話を集めて出版したいのが本音である。


今読んでもめちゃくちゃ面白いなと思う七転八倒の日記たち、一つ形にしたい。一位は耳かき探しの大冒険だなやっぱり。笑

 

 

それに、私のことを応援してくださっていた皆様に、近況をお伝えしたくなったという理由でもある。クシサポの皆様にはいつだって感謝を伝え続けていたい。

 


この1年、私のSNSを見てくださっていた方々はお分かりだと思うが、超がつくほど今年は本当に忙しかった。笑


年明けの試合でめちゃめちゃ働いて、そのあと

バーレーンのアジアジュニアの審判から始まった2024年。

 

 

世間的には日本は本当に大変だった1年だったと思う。

色々と辛いニュースが多かった。

 


ドタバタのクシプロは、バーレーンハンガリークウェートハンガリー、香港、マレーシア、中国、そして最後にタイ。

 

いつ日本にいたんだろう。笑

 

その隙間に日本中を駆け回っていた。

 

 

剣とコーチングプロテクターとスーツを持って。笑

 

2025年も同じような、いやもう少し忙しくなりそうな予感がするので、、忙しさを言い訳にせずに、時折文章化して立ち止まってみようというわけである。

 

もうすぐクシプロも会社にしてから4周年。

振り返る時間は大切だ。

 

選手たちにはいつも言っていることが、自分にできていなかった。それに気づけた。

私も目標設定して、度々振り返りをしっかりやろう。

 

というわけで、またこうやってブログを書いていこうと思う。

 

 


誰も傷つけない、読んでくれている人がふふっと笑えるような、

クシプロ今何してるのかな?とのぞいてくれるような、


そんな言葉を紡いでいきたい。


さ、12月スタートだ。がんばりすぎないように適度にがんばるぞ。

 

 

 

あ、くしまるちゃんはお友達ができました!笑笑

 

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決意。考えること、ステージの変わり目。4年。

8週間、終わった。はっきり言ってめっちゃがんばった。スケジュール管理。笑笑

 

マレーシアでの国際審判員試験が終わり、帰ってきた次の日から始まったコース。

 

毎週末どこかに行っていた。

試合、講習会、イベント、、。

 

東京→中国、大分、京都、奈良などなど

 

リアル桃鉄な3ヶ月を過ごしていた。

途中ぶっ倒れるかと泣きそうな日もあったけど、東洋医学で乗り切った。笑

 

家はどこにあるかわからなくなった。笑笑

 

それでも、楽しい毎日だった。

 

 

9月に始まってから、先週終わるまで、

1番客観的にわかったのは

 

自分が今ステージの変わり目にいるということ。

あ、そうだ。クシプロはオリンピックサイクルで動いているんだった。

 

これは選手の時から意識しているつもりだったのだが、今回はとくに意識していなかった。

 

だけど、気づいたら変わり目にいた。

 

8週間で考えが少しずつ変わった。

そして、目指す姿を見つけた。

 

 

だから、決意した。

 

私は4年後ロスに行く。どんな形でもいい。

そして、コーチとしての最終目標はオリンピックで金メダルを獲らせるコーチになる。獲れる選手を育てる。

審判としての最終目標は、世界で信頼されるトップレフェリーになり、フェンシング界に貢献することだ。

 

ステージの変化というものは、いくつかの周りの変化であったり、新たな出会いであったり、ふと気づくとなにかが変わりかけているのを感じるようになる。

 

それによって、やめることももちろんある。離れる人ももちろんいるだろう。

 

だけど、それは建設的な別れ。人間関係においては、離れていくとゆうよりはいつだって友達だけど働く場所が違うから、だんだん会う時間がなくなって、会えなくなることの方が正しいかもしれない。

 

たくさんの新たな人と出会って

このレベルで戦いたい。ここまで自分を引き上げたいと思った。

 

 

そんなことを考えながら、学びを深めながら、先週まで過ごしていた。

 

 

そしてその週末に私にとっての今期最後の決戦の試合があった。

 

 

沢山の支えをいただきながら、スーツとコーチングプロテクターを交互に着替えながら、各々の目標を達成することができた。

もちろん悔しいこともたくさんあった。

だけど、どの目標もまだまだ先がある。

 

 

先を、どうしていくか。

 

これが一番今考えているところだ。

 

 

選手時代のように1人でなんでもぐいぐいやっていける立場ではもうなくなったことを、コーチとして理解しているつもりだ。

選手のみんながフェンシングをしてくれないと私はコーチにすらなれないから。

 

 

だから、せっかくクシプロに関わってくれるみんなを幸せにしたい。

それはすぐ手に入るものではなく、人生をかけて手に入れるぐらいのでっかいもので幸せにしたい。

 

これからはチームで動いていく。

 

 

チームクシプロの仲間に入りたい人は気軽に声をかけてほしい。

だけど、本気の決意をしてから声をかけてほしい。

あれ、全然気軽じゃないか。笑

 

 

だけど、本気の声には本気で応えるから。

 

 

 

今チームクシプロのみんなが本気で真剣に私と向き合ってくれることで良い相乗効果が生まれている。

 

日常はよくみんなにツッコミされるゆる〜い私だけど、

 

ピストの上でだけは、本気のくっしーを魅せていたい。

審判でもコーチでもどちらでもいい。

ただ自分自身をアップデートし続けることが、選手に対しての責任だと思う。

 

そんなステージの変わり目。

 

 

 

大きな決意と、目指す目標を書くことは

そんなことできるのかと、思う自分がひょっこり出てきたりもする。

 

 

だけど、私が目指すことで周りも一緒に目指してくれることを、誰かの勇気になることを、間接的に願っている。

 

クシプロまた壮大なこと言ってるよと言われてもいい。

 

 

私は今まで全て書いたことは叶えてきた。

試合結果などはもちろん形を変えて、叶ったことだってある。

 

 

だから書く。

 

 

 

目指す姿はあまりにも偉大で何年かかるかわからないけれど、

 

絶対そこまで登ってみせる。

この4年、クシプロをお楽しみに。

 

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備忘録

備忘録⭐︎
とある研修会の受講がスタートし、全体で8週間あるうちの1週目が終わった。
ここ数年、物事を日本語で考えることが少なくなり、久しぶりにたくさんの難しい日本語に触れ、かなり頭がぐちゃぐちゃになった。笑 しっかりやりきろうと思う。

ここ数日は、新しい様々なことへの準備をしている。#クシプロ は常に4年スパンで回っているので、東京からは少し例外ではあったが、次のロスまでは新しいことを回していく。
昨日は色々な嬉しいことがあった。試験に受かった人がいたり、新たな挑戦ができるようになった人がいたり。

クシプロには、”クシプロに関わる全ての人に、笑顔と少しの勇気を。そして、未来への可能性を。” と、始めたときから少しずつ文面はかわったがミッションステートメントがある。
また、会社のミッションである”人生を彩る出会いをつくる”
というものもある。

日本に完全帰国して、法人化して、ミッションに沿う行動はだんだんとできてきたのかなぁと思う。

選手を0から10に育てるのは、簡単ではない。
ただ、私はそのプロセスがとても大好きである。
10になった選手を世界で戦える30まで引き上げるのも好き。
選手のみんながそこに到達した時の成長した姿を見るのが好き。
そして、見ていないところでも彼らは自分で努力しているのだと、信じられる選手たちに関わらせていただけることに、自分は幸せなコーチだなぁと感じるのである。

これからの4年は、その後に見据える大きな目標への積み重ねの時期だ。
クシプロに関わってくださる全ての人と一緒に前に進んでいきたいと思う。
いつもありがとうございます。そして、色々おめでとう。

というアウトプットでした。

#fencing #クシプロ #クシッジプロジェクト #フェンシング #プロコーチ #国際審判員 #4年 #次の目標へ #kushizziproject

 

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Photo by John qian 

 

女子サーブル銅メダル

日本のサーブルが、メダルを獲得する。
いつかはその日が来ると思っていた。

それが昨日だった。

今まで、日本のサーブルはたくさんの方々がその道を切り拓いてきてくださって、
世界で何度も悔し涙を流した方々がいて、
やがて世界でメダルが獲れる選手が輩出され、
そして選手、コーチ、スタッフの方々の努力の元、
ついにそこからもぎ取った、昨日。

あの選手も、この選手も、本当に長い間の努力、色々あった中で素晴らしいパフォーマンスを昨日ピストの上で魅せてくださったことに心からの敬意を表したい。

そして、チームとしてサポートされたあの選手やこの選手にも大拍手を贈りたい。日本にいる代表チームの選手の皆さんにも。

ヘッドコーチをはじめとした代表コーチの方々、たくさんのスタッフの方々、今までサーブルに関わってこられた全てのコーチの方々に、心からのおめでとう御座いますを言いたい。

日本でサーブルに関わる全ての人と喜びを分かち合いたい。

私は幸運にも、東京の後から代表チームにコーチ研修に行かせていただいていた。ぐんぐん強くなる代表の方々をずっと近くで見ていた。

東京の前は選手として、一緒に戦っていた。世界中でチームと過ごした色々な思い出が沢山ありすぎだった。

そして、アジア選手権で審判として見ていた直前の試合。仕事柄、表には出せなかったけど、いつだって応援していた。

そんなとても身近な女子サーブルの皆さんの試合は、心臓が飛び出しそうで見ていられなかった。

昨日の夜は仕事があったので、神様にお祈りをして、寝た。

朝起きたら、素晴らしいことになっていた。泣いた。

沢山の方々の顔が思い浮かんだ。

私が過ごしてきたフェンシングキャリアは、日本のサーブルが始まってそこに到達するまでを幸運にも身近で見させていただいたものだったことに、感謝しか出てこなかった。

関わらせていただいて、感謝しかない。

日本チームの皆さんは本当に凄い。
凄すぎて、言葉にならない。

この凄すぎる日本のフェンシングをどうしたら持続可能なものにできるか。
そうやって考えてしまうのは、職業柄だ。

今自分の手にある選手のみんなを、この場に送れるよう育てるのは、送るシステムをつくっていくのは、クシプロにも貢献できることだと思った。

もちろん選手として上を目指す以外にも、フェンシングを通して学べることは沢山あって、仲間との出会いも沢山ある。

そんな中でも、上を目指すことのできる選手を育てることはとても難しく、それでいてとても楽しい。

連日のメダルでモチベーションがガチ上がりなクシプロは、これからどんどん世界と戦うぞとますます考え、決意した。

本当におめでとう御座います。
本当に素敵な試合をありがとうございました😭

#フェンシング #サーブル #メダル #fencing #saber #medal #感謝 #クシプロ 

一面

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こんなにも、新聞がフェンシング尽くしになるなんて、誰が想像しただろうか?
実際、ある程度の想像はできた。日本は東京からパリまでますますパワーアップしていたから。
世界ランクも高く、自力で出場するチームというのは、何があってもおかしくない。今回はどの種目もメダル圏内、そう思っていた。

ただ、あの舞台にはいつだって魔物が潜んでいる。だから確実な結果なんてないと、ドキドキしながら日々観ていた。

ここ数日は仕事が立て続けにあり、観れても準決勝までだった。
朝、飛び起きてインスタを開く。
すると、笑顔の選手、コーチの皆さんがすぐに目に入った。女子フルーレはリアルで見たかったのだけど、見れなかった。

昨日、準決勝まで見た。流石だなあと思った。
エペ団体はこんなこと書くのも失礼だけど、ポケモンでいう伝説のポケモンリザーブを含む全メンバーの皆さんの実力。ドラクエでいうとラスボス揃い、遊戯王でいうとドラゴン揃い。古いか?笑 ドラゴンボールでいうとスーパーサイヤ人揃い。

東京と違う、すでにそこに行ったことのある人たちの試合だった。かっこよかった。

今こうやって新聞の一面を独占しているのは、選手、コーチ、ご家族をはじめとした、あの人も、そしてあの人たちの、色んなフェンシングに関わる全ての人たちの、それぞれの努力と積み重ねの結果なんだなと思った。

イタリアに住んでいた時、日本とイタリアのフェンシングの競技人口の差を見た。
日本もこんな風になりたいと思った。

それが、東京の後、こんなにたくさんの子どもたちが剣を握ってくれたのかと、この前中学生の試合に行った時に感動した。

今、新聞に載っているヒーローたちが、誰かの目標や夢になっていくのだと知った。

日本のフェンシング界にいる1人の人間として、本当に心からの祝福を送りたい。そして、感謝を伝えたい。

血の滲む努力をして、ずっと世界と戦い続けて、こうやって日本に感動を届けてくださり、涙しかない。
結果としてのメダルが全てではない。戦い抜いた選手の皆さん、この試合に向かった方々全てに最大限のリスペクトである。

今日は女子サーブル、そして続く男子フルーレ。まだまだ続く。

日本のフェンシングをぜひこのポストを読まれた方は、スーパー応援していただきたい。

がんばれ日本!

さ、クシプロは今日もフェンシングコーチ行ってきます!

#amazing #fencing #saber #epee #foil #未来 #paris #新聞 #フェンシング #フルーレ #エペ #サーブル #クシプロ